香り付けを施したフレーバードティーの世界でも、大きなパラダイムシフトが起きている。一昔前の合成香料による力強い着香から、天然のエッセンシャルオイルやドライハーブ、スパイスをそのままブレンドするナチュラル思考への移行だ。
その代表格であるアールグレイも、ベルガモットの精油の質にこだわるだけでなく、ベースとなる茶葉にキームンやスリランカ産をブレンドして奥行きを出す手法が定着した。さらに日本国内では、柚子やクロモジ、煎茶の品種茶を隠し味に加えた「和フレーバード」が独自の発達を遂げ、ヨーロッパのバイヤーからも注目を集めるカルチャーへと成長している。