ヘルメットの主流がフルフェイスやオープンフェイスへと移行する中でも、コルク半キャップと呼ばれる特有のフォルムには根強い人気がある。頭部にフィットするコンパクトなシルエット、バイザーの絶妙な角度、そして本革や合成皮革で丁寧に仕立てられた耳あての質感が、乗り手の個性を際立たせるからだ。
現代のライダーが買い求める動機は、単なる懐古趣味ではない。愛車のグラフィックと完璧に調和させるペイントのベースとして、唯一無二のキャンバスになっている。日章旗パターン、キャンディカラーのラップ塗装、さらには繊細な富士山のモチーフまで、職人の技が注がれたヘルメットはもはやアートピースの趣すら漂わせる。