従来のビジネスホテルといえば、狭い客室に最小限の設備、ただ「寝るためだけの場所」というイメージが強かった。しかし、今回実際に滞在して体感したのは、そうした固定観念を根底から打ち破るまったく新しい価値観だ。空間全体に漂う洗練されたデザインと、個々のライフスタイルに寄り添うフレキシブルなサービス構造がそこにはあった。
客室は、クリエイターの書斎を思わせるモダンかつ温かみのあるインテリアで統一されている。高い天井と計算し尽くされた照明デザイン、機能的な作業デスク。仕事を終えた後にカフェ感覚で寛げるライブラリーバーの存在も光る。ライフスタイルホテルとして、宿泊者が思い思いのスタイルで時間をデザインできる自由度が格段に高い。
朝食に提供される料理も圧巻の一言だ。地元の新鮮な食材を取り入れたフレッシュなメニューや、シェフが目の前で仕上げる卵料理など、五感を刺激するダイニング体験が用意されている。ただ泊まるのではなく、心身をアップデートする場として機能している点が実に刺激的だ。