コロナ「ケンタウロス」症状と潜伏期間|喉の激痛・従来株との違いを検証

コロナ「ケンタウロス」症状と潜伏期間|喉の激痛・従来株との違いを検証

コロナ「ケンタウロス」症状と潜伏期間|喉の激痛・従来株との違いを検証の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ウイルスの進化史において、ケンタウロス(BA.2.75)は前代の支配株であった「BA.5」とどのような違いを持っていたのでしょうか。公的機関の疫学調査や国内外の査読済み論文をもとに、主要な項目を比較検証しました。

項目オミクロンBA.2.75(ケンタウロス)BA.5(従来オミクロン主力)編集部の見解・分析潜伏期間と発症日約2〜3日(最短1日半で発症)約3〜4日ウイルス侵入後の増殖速度が極めて速く、家庭内接触での即時発症リスクが高い。主たる臨床症状焼けるような喉の激痛、高熱、頭痛、激しい倦怠感発熱、喉の痛み、咳、鼻水咽頭粘膜の充血と痛みの訴えが突出。飲食困難による脱水症への警戒が必須。発熱期間と平熱に戻る日数38度以上の熱が2〜4日間継続、平熱復帰まで5〜7日高熱は2〜3日、平熱復帰まで約5日熱の引き波がやや遅く、解熱後も倦怠感や喉の違和感が長引く傾向が確認された。重症化リスクと入院率肺病変の進行リスクは低水準(約0.1〜0.3%)同等(デルタ株比で大幅に低下)酸素投与を要する肺炎発症率は低いが、基礎疾患悪化や高齢者の脱水入院が散見。免疫逃避能(中和抗体回避)極めて高い(BA.5以上の逃避性)高い(BA.1/BA.2回復者でも再感染)過去の感染歴を問わず再感染が頻発。ワクチンによる液性免疫を巧みに回避した。

BA.5との違い比較において最も特筆すべきは、潜伏期間の短縮と実効再生産数の高さです。国立感染症研究所などの分析でも、BA.2.75はBA.5に対して約1.2〜1.3倍の感染優位性を持つと推計されました。重症化リスクと入院率そのものはオミクロン株の枠組みを大きく外れず、肺の奥深くに達して急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を引き起こす頻度はデルタ株以前と比べて顕著に低かったものの、感染規模の急拡大が救急搬送困難事案を招く一因となりました。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。