ブラジル対モロッコ波乱の真相!勝敗を分けた決定打と歴代対戦検証

ブラジル対モロッコ波乱の真相!勝敗を分けた決定打と歴代対戦検証

ブラジル対モロッコ波乱の真相!勝敗を分けた決定打と歴代対戦検証にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

2023年3月25日、モロッコのタンジェにあるグランド・スタッド・ド・タンジェを埋め尽くした6万5000人を超える大観衆の前で、サッカー界の勢力図が揺らぐ瞬間が訪れました。スコアは2-1。モロッコ代表がフル代表の歴史上初めて、サッカー王国ブラジルから白星をもぎ取ったのです。

この歴史的波乱の真相を紐解く上で、まず見逃せないのが両チームの編成背景と心理的コンディションの明確なコントラストです。ブラジル代表はカタールW杯後のチッチ監督退任に伴い、U-20代表を率いていたラモン・メネゼスが暫定監督として指揮を執る過渡期にありました。一方のモロッコ代表は、ワリド・レグラギ監督のもとでW杯4位という自信を血肉化し、チームとしての完成度とコレクティブな強度はキャリア最高潮に達していました。

試合開始のホイッスルからモロッコは鋭利な刃のようにブラジルのビルドアップを寸断しました。前半29分、前線からの連動したプレスで高い位置でボールを奪い取ると、ビラル・エル・カンヌスのパスを受けたソフィアン・ブファルが見事な反転から先制ゴールを沈めます。ブラジルは後半22分、キャプテンマークを巻いたカゼミーロのミドルシュートが相手GKボノ(ヤシン・ブヌ)の手を弾いてゴールネットを揺らし、一時同点に追いつきました。しかし、王国の反撃ムードを切り裂いたのは交代出場のモロッコ戦士でした。後半34分、アブデルハミド・サビリが強烈なボレーシュートを突き刺し、これが決勝点となったのです。

試合後、モロッコ国内メディア『Le Matin』の取材に対し、指揮官レグラギは「これは奇跡ではない。緻密に準備されたハードワークと、国民の誇りがもたらした必然の勝利だ」と語りました。セレソンの個のクオリティに頼った単調なアタックに対し、組織としての連動性とトランジションのスピードで完全に上回ったことが、歴史的勝利を手繰り寄せた決定的な要因でした。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。