御朱印帳を手に入れたら、次に把握すべきは御朱印のいただき方と参拝手順です。本末転倒なトラブルを避け、気持ちよく参拝を終えるための基礎知識をまとめました。
基本手順の大原則は「参拝が先、御朱印は後」です。御朱印はあくまで参拝の証であるため、境内に足を踏み入れて真っ先に授与所に並ぶ行為は、神仏への挨拶を放棄した非礼とみなされます。
- 鳥居・山門での一礼:俗界と聖域の境界を越える敬意を表し、一揖(いちゆう)してから境内に入ります。参道の中央(正中)は神仏の通り道とされるため、端を歩くのが作法です。
- 手水舎での心身の清め:柄杓を用いて手と口を清めます。
- 本殿・本堂への参拝:神社では「二礼二拍手一礼」、寺院では「合掌一礼(拍手は打たない)」の作法を守り、真摯に祈りを捧げます。
- 授与所(社務所・納経所)への申し出:参拝を終えた後、授与所へ向かいます。
また、窓口で遵守すべき御朱印帳の使い方と、現場で嫌悪される御朱印帳マナーとタブーは以下の通りです。
- ビニールカバーや留めバンドは事前に外す:書き手の筆先を邪魔しないよう、外カバーや栞紐はあらかじめ外し、直ちに墨入れができる状態に整えてから両手で差し出すのが鉄則です。
- 書いていただきたい頁を提示する:「こちらにお願いします」と希望の白いページを開いて提示します。
- 普通のノートやスケッチブックを差し出すのは厳禁:ルーズリーフや一般的な手帳への揮毫を要求する行為は重大なタブーです。専用の御朱印帳を用意していない場合は、必ず「半紙(書置き)でいただけますか」と申し出てください。
- 執筆中の撮影・私語を慎む:神職や僧侶が一心不乱に筆を走らせている間、至近距離からスマートフォンで手元を無断撮影したり、大声で談笑したりする行為は厳に慎むべきです。