データ上の復権だけでなく、現場での熱気はどうでしょうか。東京都多摩市にあるサンリオピューロランドの現場を取材すると、ばつ丸を取り巻くファンの熱量の質が、他のキャラクターとは明らかに異なっている事実が浮き彫りになります。
サンリオピューロランドグリーティングの現場において、ばつ丸はまさに「塩対応の名手」です。ファンが手を振ってもそっぽを向いたり、カメラを構えると意図的にレンズを手で塞ぐような仕草を見せたりします。しかし、ファンが帰ろうと背を向けた瞬間に背後からそっと近づいて手を握ったり、去り際にハイタッチを交わしたりと、計算され尽くしたツンデレの神対応を連発するのです。現場にいた20代の女性来園者は興奮気味にこう語ります。
「他のキャラは全力で『大好き!』を伝えてくれますが、ばつ丸くんはあえてツンとしてからフッと優しさを見せてくれる。この揺さぶりに完全に沼落ちしました。大人の心に一番深く刺さる接客です」
この現場人気の過熱に呼応するように、バッドばつ丸グッズ2026年最新ラインナップは目覚ましい進化を遂げています。定番のぬいぐるみやマスコットにとどまらず、海外ストリートブランドとのコラボパーカーや、平成初期のパッケージを忠実に再現したレトロ文具セット、さらにはカプセルトイ市場でのミニフィギュア展開まで、多角的な商品展開が即完売を記録しています。公式オンラインショップの在庫動向を見ても、再販直後にサーバーが混雑するなど、その購買力の高さはサンリオ内でもトップクラスの勢いを示しています。