トーナメント1回戦を突破したマッスル・ブラザーズでしたが、過酷な運命が初代グレートを襲います。ファンに今なお語り継がれるプリンス・カメハメの死因と経緯は、あまりに悲壮なものでした。
カメハメは大会出場の時点で余命いくばくもない重い病に侵されていました。それに加え、トーナメント2回戦を控えた控室裏で、テリーマンを救出するために「はぐれ悪魔超人コンビ(アシュラマン、サンシャイン)」の罠へ単身飛び込み、サンシャインの必殺技「呪いのローラー」に右腕を巻き込まれて致命傷を負ってしまいます。自らの命の灯火が消えゆくことを悟ったカメハメは、瀕死の状態でテリーマンを呼び出しました。
ここで明かされるのが、テリーマンが2代目グレートへ交代した真の理由です。テリーマンはかつて新幹線を止めた代償として左足を切断し義足となっていたため、「パートナーとしてキン肉マンの足を引っ張りたくない」という引け目から参戦要請を一度断っていました。しかし、カメハメは自らの死をキン肉マンに悟らせて動揺を与えないため、そして愛弟子を世界一のタッグ王座に就かせるため、テリーマンに自らのマスクを託したのです。
「キン肉マンを頼む」というカメハメの遺志と魂のバトンを受け取ったテリーマンは、師の亡骸を前に涙を呑んでグレートマスクを被り、2代目キン肉マングレートとしてリングへ向かいました。