せんだみつお氏に関してネット上で定期的に検索される「病気」「重病説」というキーワード。この背景には、1970年代後半に芸能界を揺るがした過労による急性肝炎での長期療養という決定的な転機が存在します。
当時、『ぎんざNOW!』や『うわさのチャンネル!!』など、テレビ・ラジオ合わせて週にレギュラー番組17本を抱えるという、現代の労働環境では考えられない過密スケジュールをこなしていました。睡眠時間は1日わずか2〜3時間、現場から現場へ移動を繰り返す極限状態の中で体調を崩し、ドクターストップがかかって約半年間の入院を余儀なくされました。
この長期休養によってレギュラー番組をすべて降板せざるを得なくなり、復帰後には芸能界の席が埋まっていたという苦渋の経験を、後年の自著やインタビューでも赤裸々に語っています。この出来事こそが「病気で消えた」という噂の根源であり、実際には致命的な難病ではなく、昭和の過熱したテレビ業界の構造的歪みが生み出したドクターストップであったことが客観的事実として記録されています。