社会的に完全に孤立し、自暴自棄になってもおかしくない状況の中で、豊嶋氏が選んだのは「逃亡」ではなく「顔を出してケジメをつけること」でした。逮捕から数年を経て、彼が行った行動の一つが公式なおでんツンツン男 謝罪行脚と、YouTube等での素顔の告白です。
そして2022年末、世間を驚かせたのが朝倉未来氏がプロデュースする格闘技イベント『BreakingDown(ブレイキングダウン)』への参戦でした。おでんツンツン男 ブレイキングダウン参戦の報はネットを騒然とさせました。
第6.5回大会のライト級ワンマッチ(68kg以下契約)に「おでんツンツン男」という自虐的なリングネームを背負って登場した彼は、人気TikTokerのエイリアンニキと対戦。激しい打撃戦の末に判定負けを喫したものの、リング上で一歩も引かずに殴り合う姿は、かつての悪ふざけ動画で見せた軽薄さとはまったく異なる気迫を放っていました。
単なる売名行為との批判もありましたが、おでんツンツン男 格闘技への挑戦は、泥水をすすってでも公の前に立ち、過去の汚名から逃げずに正面から殴られる覚悟を示す儀式でもありました。試合後、対戦相手やファンへ深々と頭を下げ、感謝と反省を口にする彼の姿に、視聴者の見方は少しずつ変わり始めたのです。