ポルトガル語における感謝の表現「オブリガード(Obrigado)」は、日本語の「ありがとう」に相当する最も代表的な言葉です。ポルトガル本国をはじめ、ブラジル、アンゴラ、モザンビークなど世界中のポルトガル語圏で日常的に交わされています。
語源を辿ると、ラテン語の「obligatus(義務を負った、縛られた)」に行き着きます。ポルトガル語の動詞「obrigar(義務づける)」の過去分詞形が形容詞化したもので、本来は「私はあなたに対して恩義を返す義務を負いました」というへりくだったニュアンスを含んでいました。これが時代とともに簡略化され、純粋な感謝を伝える挨拶として定着した歴史があります。