旅程を組むうえで、多くの旅行者が最初に引っかかる物理的な落とし穴が「駐車場選び」です。ネット上では「周辺無料駐車場穴場情報」といった見出しが飛び交っていますが、現実には無条件で利用できる完全無料の公共駐車場は参道至近にはほぼ皆無です。
街道沿いや参道入口付近で見かける「無料駐車場」という大きな立て看板の多くは、土産物店や民間食堂が管理する専用駐車場です。こうした場所では、「店内売店で2,000円〜3,000円以上のお買い物をされた方は駐車代無料」という条件が課されています。もし買い物をしない場合は、出庫時に1,000円前後の通常料金を請求されるため、実質的な有料利用と変わりません。余計なお土産購入を強制されたくない賢明なドライバーであれば、琴平町営の「琴平町営琴平駅前駐車場」や、参道から徒歩6〜8分離れた民間コインパーキング(平日1日500円〜800円相場)を最初から選ぶのが、最もストレスの少ない賢い選択です。
また、琴平駅アクセス方法については公共交通機関の利便性が際立っています。JR予讃線・土讃線の「琴平駅(特急南風やサンライズ瀬戸が停車)」および高松琴平電気鉄道(ことでん)の「琴電琴平駅」は、参道入り口まで平坦な道を徒歩約10〜15分の距離に位置しています。2026年時点ではICカードシステムやモバイル決済が完全定着しており、渋滞の激しい週末や観光シーズンは鉄道利用の優位性が揺らぎません。
続いて注意すべきは2026年最新混雑状況と回避策です。インバウンド観光の地方分散と国内パワースポット需要の持続により、土日祝日の参道は午前11時から午後2時半にかけて混雑の極みに達します。この時間帯は本宮前の展望台が記念撮影の人垣で埋まり、御朱印を受ける列も30分以上の待ち時間が発生します。この消耗戦を完全に避ける裏ワザは至極明快で、「朝8時台の入山」に尽きます。社務所が開く午前9時前に本宮へ到達していれば、澄み切った清冽な山の空気を独占でき、階段の直射日光による体力消耗も最小限に抑えられます。