サポーターの間で常に白熱するのが、サッカー日本代表GK歴代ランキングの頂点をめぐる議論です。その中心に必ず名前が挙がるのが、日本サッカーの黄金期を支えた川口能活氏と楢崎正剛氏の2人です。
川口能活と楢崎正剛の比較は、まさに「動」と「静」、「情熱」と「沈着」の対比でした。1996年アトランタ五輪の「マイアミの奇跡」や2004年アジアカップで見せた神がかり的なPKストップなど、絶体絶命の危機でチームを救う圧倒的な瞬発力とメンタリティを誇った川口氏。対する楢崎氏は、正確無比なポジショニングと的確なキャッチングでピンチそのものを未然に防ぐ卓越した守備範囲を誇り、2002年日韓大会のベスト16進出に大きく貢献しました。スタイルの異なる2人のハイレベルな切磋琢磨が、日本代表の守備水準を劇的に引き上げたことは間違いありません。
この2頭体制に続き、日本に新たな基準をもたらしたのが川島永嗣氏です。川島永嗣の日本代表経歴は、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会と3大会連続で正GKを務め、通算95キャップを記録。ベルギーやフランスなど欧州トップリーグで10年以上にわたりプレーし続けたタフな精神力とリーダーシップは、日本人GKが海外で生き抜くための道を切り開いたパイオニアとして語り継がれています。