麺そのものの進化も見逃せない。デ・チェコに代表されるブロンズダイス製法のパスタはソースの絡みが抜群である一方、日清製粉ウェルナなどが手掛ける早茹で技術や高密度パスタは、多忙な現代人の強い味方となっている。食品産業全体が「時短」と「本格的な食感の維持」という相反するテーマに挑み続け、技術革新が加速している。
栄養バランスの面でもパスタは優秀だ。管理栄養士は、パスタが白米や食パンに比べて血糖値の上昇が緩やかな低GI食品である点に注目している。ブロッコリーやパプリカ、鶏むね肉やシーフードをふんだんに投入すれば、主食でありながら良質なタンパク質とビタミンを同時に摂取できる完全食へと早変わりする。