オープンキャンパスをめぐり、受験生家庭が最も誤解しやすいのが保護者の同伴ルールです。結論から言えば、京大オープンキャンパス保護者参加の真相は「教室内の講義や実験室見学は生徒本人のみ、保護者は原則として別室待機または構外」という厳格な分離方針が敷かれています。
京都大学は創立以来「自学自習」と「個の自立」を重んじており、大学説明会においても主役はあくまで学ぶ意思を持つ高校生自身です。保護者向けに百周年時計台記念館の大ホール等で説明会や中継スクリーンが用意される年度もありますが、定員枠は厳しく制限されています。「子どもと一緒に模擬講義の教室に入ろうとしたら門前払いされた」と現地で戸惑う保護者も散見されるため、事前の役割分担と単独行動の覚悟が必要です。
さらに注意すべきは、予約に落ちた受験生が「外観を見るだけなら自由に入れるだろう」と事前予約なしで吉田キャンパスへ訪れるケースです。構内自体は一般開放されているエリアもありますが、オープンキャンパス開催当日はセキュリティ管理と感染症対策・安全誘導のため、正門や各ゲートで入場証の提示を求められる運用が定着しています。予約のない状態で無計画に訪れても、建物内はおろか主要エリアへの立ち入りすら制限されるリスクがある点には十分な留意が必要です。
現地を訪れる際の身だしなみとして、京大オープンキャンパス服装持ち物にも独自の傾向があります。制服か私服かで悩む声が多いものの、現場の実態は私服率が6割〜7割に達します。広大な敷地を歩き回る吉田キャンパスでは、スニーカーなどの歩きやすい靴が鉄則です。真夏の京都盆地特有の猛烈な暑さを考慮し、日傘や冷却シート、十分な水分補給の準備を怠ると、体調を崩して講義に集中できなくなる恐れがあります。