厨房から響く豪快なフランベの音。運ばれてくるのは、昨今のグルメバーガーブームを軽々と凌駕する肉厚パティのチーズバーガーだ。フォークとナイフを無視して両手で掴み、大口でかぶりつく。溢れ出す肉汁とスモーキーなソースのパンチ力に、思わず笑みがこぼれる。
バーカウンターに目を移せば、バーテンダーが無骨ながらも洗練された手つきでシェイカーを振る。クラシックなバーボンベースの一杯から、柑橘の香りをキリリと効かせたクラフトカクテルまで、ラインナップに妥協はない。ネオンサインの淡い光越しに琥珀色のグラスを傾ける時間は、至福のひと言に尽きる。