多くのスーパー銭湯がしのぎを削るなかで、なぜ「ふくの湯」はこれほどまでに熱烈なファンを魅了し続けるのでしょうか。その根底にあるのは、温浴トレンドを敏感に取り入れた積極的な設備投資と空間設計の妙にあります。露天風呂から望む開放的な景観や肌触りの良い天然温泉はもちろんのこと、近年のサウナー需要に呼応した水風呂の温度管理や外気浴スペースの拡充など、利用者の細かなニーズを的確に反映させてきました。
長崎の稲佐山温泉をはじめ、福岡県内の新宮、春日、早良、花畑など各店舗がそれぞれの立地特性を生かした施設づくりを行っています。例えば絶景の夜景を望む露天風呂や、広大な敷地を活かした多彩な岩盤浴房など、店舗ごとに明確な個性が確立されています。日常の延長線上でありながら、一歩足を踏み入れればプチリゾートのような非日常感を味わえる設計が、幅広い世代を惹きつける大きな要因となっています。