「朝から並ばないと何も買えない」「棚が空っぽだった」というポケモンセンター京都限定品ネットの反応が後を絶たない背景には、複合的な需要の集中が存在します。取材および現地調査から見えてきたポケモンセンター京都限定グッズ売り切れ理由の核心は、主に以下の3点に集約されます。
第一に、四条烏丸というロケーションに伴うインバウンド(訪日外国人)の爆発的購買です。関西国際空港や京都駅から直行する外国人観光客にとって、京都の伝統文化とポケモンが融合した商品は「日本でしか手に入らない至高の記念品」と認識されています。店頭では複数個をまとめてカゴに入れる姿が日常化しており、店舗側の想定を上回るペースで棚から商品が消えていきます。
第二に、ポケモンセンター京都伝統工芸品コラボに見られる生産スピードの限界です。京都の熟練職人が手がける西陣織のポーチや京扇子、清水焼の湯呑などは、工業製品のような大量生産が不可能です。1つのロットを仕上げるまでに数週間から数ヶ月を要するため、一度完売すると次回入荷まで長い空白期間が生じます。これが「いつ行っても売っていない」という印象を決定づけています。
また、過去のプロモーションで話題を呼んだお茶会ごっこピカチュウ再販情報などをめぐり、ネット上で真偽不明の情報が拡散され、転売バイヤーやファンが特定の入荷日に殺到する現象も売り切れに拍車をかけています。なお、現時点で「お茶会ごっこピカチュウ」のカードや記念グッズの定期的な店頭再販は確認されておらず、限定的なイベントや公式アナウンスがない限り入手は困難な状態が続いています。