有名人が住まいを選ぶ際、最も優先するのは広さでも豪華な共用施設でもない。プライバシーだ。誰にも見られずに帰宅できるか。この一点に尽きる。
広尾に建つハイエンド物件の多くは、地下駐車場から直接エレベーターで自室へアクセスできる設計が徹底されている。外部からの視線を遮るシャッターゲートはもちろん、敷地内に一歩足を踏み入れれば防犯カメラの死角が存在しない。エントランスから住戸までに3層、4層のオートロックを配するのは当たり前。警備員が24時間常駐し、不審者の接近を察知した瞬間に迅速な対応が取られる体制が整っている。
タワーマンションのようにエントランスで住民同士が頻繁に顔を合わせる構造を避け、敢えて低層・中層の落ち着いた佇まいを選ぶ大物タレントは多い。人の目が極限まで排除された空間だからこそ、彼らは心から羽を伸ばせるのだ。