もう一つの柱が、家政学部をベースにした「食と健康」のイノベーションだ。2026年、キャンパス内には最新の食品分析機器を備えた「フードテック・ラボ」が新設された。ここでは、地域の高齢化社会を見据えた介護食の開発や、アレルギー対応の代替食品の研究が進められている。
特に注目されているのが、地元の規格外野菜を活用したアップサイクル食品の開発だ。廃棄されるはずだった人参やナスが、学生たちの手によって栄養価の高いスープやスナックへと生まれ変わる。環境負荷を減らしつつ、地域の健康寿命を延ばす。この一石二鳥の取り組みは、SDGsの文脈からも大きな注目を集めている。