2000年代初頭、日本テレビ系列で放送された『マネーの虎』は、起業を目指す志願者が百戦錬磨の実業家たちにプレゼンテーションを行い、自腹で出資を勝ち取るという画期的なリアリティ番組だった。その中でも南原竜樹氏は、感情に流されずビジネスの本質と損益構造を瞬時に見抜く冷静沈着なスタンスで知られ、視聴者に圧倒的なインパクトを与えた。
彼の原点となった自動車輸入販売業「オートトレーディングルフトジャパン」の急速な成長は、並外れた事業構想力と市場のスキマを突く鋭い勝負勘によるものだった。並行輸入車のビジネスモデルを確立し、輸入車市場に新風を吹き込んだ手腕は、当時の日本ビジネス界における象徴的な成功体験として語り継がれている。