根拠のない不安が広がらないよう、業界団体や宗教法人も冷静なメッセージを発信し続けている。伝統的な易学の正統な継承を目指す日本易学連合会は、「干支や九星の組み合わせ自体に善悪はなく、エネルギーの方向性を示しているに過ぎない」と説明する。強い運気とは、裏を返せば大きな可能性を秘めている証左なのだ。
また、全国の神社を包括する神社本庁の姿勢も明快だ。生まれ年による吉凶にとらわれることなく、日々の感謝と尊厳を持って祈りを捧げることの重要性を説く。迷信に惑わされず、自らの人生を前向きに切り拓くための精神的支柱として、伝統を正しく受け止める姿勢が求められている。