歴史を振り返る上で、映画会社・東映が果たした役割は極めて大きい。1980年代後半、東映が制作した実写映画版『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズは、日本中に熱狂の渦を巻き起こした。CGが存在しなかった時代、本物の走る電車からの飛び降りや、体を張った危険なアクションシーンがノンスタントで撮影されたという伝説的な裏話は、今なお語り継がれている。
オーディションで本物の不良少年たちをキャストに起用したというエピソードも有名だ。劇中に漂う圧倒的なリアル感と危険な香りは、スタジオで作られたスクリーンの枠を飛び出し、当時の観客たちを心底痺れさせたのだった。