この名曲が生み出された背景には、作詞・作曲を手掛けた7代目歌のお兄さん・坂田おさむ氏の並々ならぬ情熱がある。当時、子どもたちが日常で感じる不安や哀しみを打ち消し、未来への希望を胸いっぱいに吸い込めるような歌を作りたいという強い想いが、旋律の根底に流れているのだ。
童謡・キッズソングの枠組みを超えた洗練されたコード進行と、シンプルでありながら心に強く残るメロディライン。部屋の中でじっと雨やみをと待つ静けさから、一転して外へ飛び出し虹を見上げる躍動感への展開は、まさにドラマチックの一言に尽きる。幼児向け教育番組の楽曲として提示されながらも、大人の胸をも打つ圧倒的な完成度は、制作当時の妥協なき試行錯誤の賜物と言えるだろう。