大株に育ったシンビジュームは、植え替えと同時に株分けを行うことで株を若返らせ、花付きを劇的に改善することができます。ここでは具体的なシンビジューム 株分け やり方をステップ形式で解説します。
株分けを行う際の最重要原則は、「1つの株に健全なバルブを最低でも3〜4個残す」ということです。バルブが1〜2個しかない極端な小分けにしてしまうと、蓄えられたエネルギーが不足し、開花までに3〜4年もかかってしまいます。
また、洋蘭栽培において最も恐ろしいのが「ウイルス病(シンビジューム・モザイクウイルス等)」の感染です。ハサミやナイフなどの刃物は、株ごとに必ずガスバーナーの火で刃先を数秒間あぶって熱殺菌するか、第三リン酸ナトリウムの10%水溶液に浸して消毒してください。この消毒作業を怠ると、一株の保毒株から栽培場全体の蘭へウイルスが蔓延してしまいます。
- 株を鉢から引き抜く:鉢の縁を叩き、根鉢を崩さないようにゆっくりと引き抜きます。
- 根鉢の底を整理する:下部3分の1程度の絡み合った根を清潔なハサミで大胆に切り落とします。黒くスカスカになった根や腐った根は基部から取り除きます(シンビジューム 根腐れ 復活方法として、腐敗部分を完全に取り去り、白く硬い生きた根だけを残すことが再生の絶対条件です)。
- 株を分ける位置を決める:葉のついた新しいバルブ3〜4個を一塊とし、自然にくびれている部分を手で押し広げながら、ナイフを入れて切り離します。
- 新しい鉢へ植え付ける:鉢底に鉢底石を敷き、用土を少量入れます。新芽が伸びる前方にスペースを空けて株を配置し、周囲にバークや軽石を隙間なく詰め込みます。割り箸などで突つきながら、根の隙間まで用土を行き渡らせます。バルブの根元が土に埋まりすぎないよう「浅植え」にするのがコツです。
株分けの際に切り落とした「葉のない古いバルブ(バックバルブ)」も、決して捨ててはいけません。シンビジューム バックバルブ 芽出しを行うことで、新たなバックアップ株を増やすことが可能です。バックバルブの根元を水苔で包んで小さなビニールポットに植え、半日陰の暖かい場所に置いて乾かさないように管理すると、数ヶ月でバルブの基部にある潜伏芽から新しい元気な芽が吹き出してきます。