SNSや大手レビューサイト、ファンコミュニティにおける反響を検証すると、本楽曲に対する絶賛のコメントは「映画の結末とのリンク」に集中しています。
「映画館のエンドロールでイントロの哀愁あるギターが流れた瞬間、涙腺が崩壊した」「キュラソーが遺したボロボロのイルカのストラップと、稲葉さんの『染まらない黒じゃなく 全てを染め抜く黒になれ』という意志が重なって震える」といった投稿が多数見受けられます。
特にリスナーの間で語り継がれているのが、「色」という概念の両義性です。黒ずくめの組織において「黒」はすべてを隠蔽し抹殺する恐怖の象徴でした。しかし、本楽曲の歌詞世界では「あらゆる色を吸収し、自らの色へと昇華させていく強さ」へと再定義されています。悪に染められた過去を持ちながらも、最後の瞬間には自ら選んだ光の色を放って散っていったキュラソーの姿が、この楽曲の持つ力強いメロディと重なり、リスナーに強烈なカタルシスを与えているのです。