布団は中材の素材によって吸湿性・放湿性が全く異なります。すべての布団を一律に直射日光へ晒すのは、生地の劣化や変色を招く危険な行為です。
羽毛布団の干し方は、月に1〜2回、風通しの良い日陰で1〜2時間干す「陰干し」が基本です。羽毛は非常に放湿性に優れているため、過度な天日干しは羽毛の油脂分を乾燥させ、特有のふんわり感(復元力)を失わせます。直射日光に当てる場合は、側生地の保護のために必ずカバーをかけた状態で、片面1時間程度にとどめるのがプロの鉄則です。
一方、汗の7割を受け止める敷布団の干し方と頻度は、週に1〜2回、天気の良い日に表裏それぞれ1〜2時間ずつ天日干しするのが理想的です。特に冬の布団干し時間は、空気中の湿度が急激に上がる夕方を避け、午前10時から午後14時までの間に取り込むスケジュールを徹底してください。15時を過ぎると大気中の湿気を再び布団が吸い込んでしまい、かえって冷たく湿った状態になります。