陰やかな高校生活の裏で、彼の情熱を受け止めていたのがバスケットボールだった。中学時代から部活動に打ち込んでおり、キャプテンを務めるほどの腕前とリーダーシップを持ち合わせていた。
コートの上でボールを追う姿は、普段の控えめな姿とは一線を画していた。厳しい練習に耐え、仲間とともに汗を流した経験は、彼の根底に強い体育会系のメンタリティを植え付けることになる。華奢なルックスからは想像もつかない度胸や現場でのタフさは、この部活時代に養われたものだ。
コートの上で見せる真剣なまなざしと、教室で見せる静けさ。この二面性こそが、彼の少年期を象徴している。