放送から35年が経過した本作ですが、配信プラットフォームのレビュー欄やSNSのコミュニティでは、リアルタイム世代とZ世代の間で興味深い反応のコントラストが見られます。
放送当時を知る50代・60代の視聴者からは、「バブルが弾けた直後、見た目も冴えず出世もしない男が、ひたすら純粋さだけで美女の頑なな心を溶かしていく姿に日本中が泣いた」「何度観ても6話のトラックのシーンと最終回の指輪のシーンで涙腺が崩壊する」といった、時代の熱狂を懐かしむ熱い支持が寄せられています。
一方で、倍速視聴やタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する令和の若年層が本作に初めて触れた際、初期の達郎の行動に対して「現代なら完全にストーカー案件」「距離の詰め方が強引で怖い」といった戸惑いの声が上がることも事実です。しかし、中盤から物語が進むにつれ、評価は一変します。「小手先の恋愛テクニックやマッチングアプリのスペック比較に疲れた心に、達郎の愚直すぎる誠実さが逆に刺さる」「浅野温子の哀愁を帯びた美しさと、江口洋介の爽快な弟役の演技力が圧倒的」と、物語の推進力と演技の質量に圧倒される若い視聴者が続出しています。