リスナーが最も気をもむのは、『森本毅郎・スタンバイ!』のオープニングで森本氏の声が聴こえない朝です。突発的な休演が発生すると、X(旧Twitter)などのソーシャルメディア上では「毅郎さん大丈夫か?」「病気で入院したのではないか」という投稿が一気に急増します。この体調不良説や休演の背景には、過去の病歴と持病の影響が複雑に絡み合っています。
森本氏は過去、2015年11月にステージ2の大腸がんを公表し、根治手術のために約2ヶ月間にわたり番組を休養した経緯があります。当時は開腹手術を受け、リンパ節の郭清を含む本格的な治療が行われましたが、2016年1月には見事に現場復帰を果たしました。以降、がんの再発に関する公式発表はなく、定期検診を受けながら寛解状態を維持しているとみられます。
では、近年に散発している休演の直接的な理由は何なのでしょうか。TBSラジオの公式アナウンスや関係者の報告を総合すると、原因の大半は「持病である腰痛の悪化と治療・検査」、および「高齢による声帯の疲労・季節性の風邪に伴う静養」です。
森本氏は長年、脊柱管狭窄症をはじめとする腰痛に悩まされており、過去には腰の手術や神経ブロック注射、リハビリテーションを重ねてきました。生放送で2時間座り続ける姿勢は腰椎に多大な負荷をかけるため、痛みが激しい時期には医師の指導のもとで無理をせず、数日から1週間程度の治療休暇を取る措置が徹底されています。「休演=重篤な病気の再発」ではなく、80代後半のベテランが第一線を走り続けるための予防的メンテナンスというのが現場の正確な実態です。