大阪府立図書館の持つ膨大な知の集積を余すところなく活用するための鍵は、システムを熟知することにあります。特に蔵書検索OPACとネット予約サービス「Myライブラリ」の連携は、知る人ぞ知る最強のライフハックです。
利用カード作成:府民以外もOKな広域ネットワーク
まず押さえておきたいのが、利用カードの作成条件です。「大阪府民しかカードを作れない」と思い込んでいる方が多いですが、実際には大阪府内に在住・在勤・在学している方はもちろんのこと、近隣府県である京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県に在住している方も広域利用登録が可能です。
登録手続きは、運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証、学生証などの本人確認書類を持参して窓口で申請すれば、即日発行されます。有効期間は3年間(更新可能)で、1枚のカードで中之島・中央の両館共通で使用できます。
蔵書検索OPACとネット予約の活用テクニック
公式ウェブサイトのOPAC(蔵書検索システム)から「Myライブラリ」にログインすることで、以下の強力な機能が利用可能になります。
- 両館間の相互取り寄せ:中之島にある貴重なビジネス書を「中央図書館で受け取る」、あるいは中央にしかない専門書を「中之島図書館で受け取る・返却する」ことがWeb上の数クリックで完結します。
- 市町村立図書館との広域貸出連携:府立図書館まで足を運ぶのが難しい場合、予約資料受取窓口をご自身の居住地にある「地元市立図書館・町立図書館」に指定できます(府内市町村への協力貸出ルート)。自宅最寄りの公民館図書室などで府立図書館の貴重本を受け取ることが可能です。
- 貸出点数と期間:図書・雑誌は1人合計10冊まで、3週間借りられます。他の予約が入っていない資料であれば、インターネット上から1回に限り貸出期間の延長手続きが可能です。
絶版になった専門書や地方行政の白書、過去の新聞縮刷版など、一般の書店や地域図書館では手に入らない資料を探す際、このWeb予約ネットワークを使わない手はありません。