門脇麦の演技に宿る独特の身体感覚とストイックさは、彼女の歩んできたプロフィールと経歴に深く根ざしています。
1992年8月10日生まれ、東京都出身。幼少期からプロのバレリーナを目指してクラシックバレエに打ち込み、十代半ばまで厳しいレッスンに明け暮れる日々を送っていました。しかし、周囲との才能の差や将来への葛藤からバレエの道を断念。大きな挫折感を味わう中で出会ったのが、映画や舞台の表現でした。
2011年に女優デビューを果たして以降、CMやドラマの端役から着実に実力を積み上げました。バレエで培われた徹底した自己規律と身体を使った感情表現力は、セリフに頼らずとも感情を雄弁に物語る彼女独自のアドバンテージとなり、若手の中でも群を抜く存在感を放つ礎となりました。