肥前町の食文化と観光を支える主役が、波静かな仮屋湾(かりやわん)の恩恵を受けた海産物と、良質な温泉源泉です。
特に毎年11月から翌年3月頃にかけて最盛期を迎える「肥前町の牡蠣焼き」は、県内外から多くの食通を集める冬の看板グルメです。仮屋湾は山々からミネラル豊富な伏流水が注ぎ込むためプランクトンが豊富で、育つ真牡蠣は身がふっくらと締まり、濃厚な旨味と強い甘みを蓄えています。湾沿いに並ぶ牡蠣小屋では、炭火やガス火で豪快に焼き上げながら、獲れたての牡蠣やサザエ、ヒオウギ貝などをリーズナブルに味わうことができます。また、真鯛やトラフグの養殖も盛んであり、海鮮料理店では鮮度抜群の地魚料理を年間通じて堪能できます。
グルメを楽しんだ後に立ち寄りたいのが、名湯として知られる「いろは島温泉」です。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉(アルカリ性単純温泉)で、無色透明ながら驚くほど強い「とろみ」を持ち、「美肌の湯」として高い評価を得ています。入浴後は肌がしっとりと潤い、冷え性や疲労回復にも効果があると評判で、展望風呂から望むいろは島の多島美とともに心身を癒やす極上のひとときを提供しています。