放送当時から終了後にかけて、SNSやネット掲示板(X、5ちゃんねる、Yahoo!ニュースコメント欄)では賛否両論が激しく交錯しました。現場の空気とネットの熱量には、どのような乖離が存在していたのでしょうか。
ネット上で噴出した主な批判は、「なぜ台風が来ているのに走らせるのか」「日産スタジアムの中をぐるぐる走らせるのはまるでハムスターのようで見るに堪えない」といった、ランナーの身体的・精神的安全を憂慮する声でした。一部では「本当に81キロ走ったのか」「途中で車移動を挟んだのではないか」といった、チャリティーマラソン特有の距離水増し疑惑を唱える投稿も散見されました。
しかし、こうした疑惑に対しては現場を目撃した一般市民やボランティアスタッフから具体的な反論が相次ぎました。スタジアム内では常時計測機器を装着したスタッフが並走しており、翌朝の公道移動時にも熱心な追跡ファンや地元住民がやす子さんの力走を目撃・記録しています。痛みを堪えながら一歩ずつ足を踏み出す表情や、給水所でスタッフに深々と頭を下げる姿は、演出では作れない生々しい現実として多くの人々に受け入れられました。疑念の声は、やす子さんのひたむきな姿勢によって払拭されていったのです。