二人の馴れ初めにおいて、世間を最も驚かせたのがマッチングアプリを通じた出会いという事実でした。マッチングした2019年当時、芸能人がマッチングアプリを利用してパートナーを探す行為には、まだ慎重な見方が根強く残っていました。しかし、新山千春さんが選んだのは海外発のグローバルアプリであり、登録名も「Chiharu」というシンプルなものでした。
当時、サンフランシスコに滞在していた彼にとって、日本の芸能界に関する予備知識はほぼ皆無でした。本人がテレビの特番インタビューで「私の仕事を知らず、素の自分を見て対等に話してくれたことが本当に新鮮だった」と振り返っている通り、虚飾のない素顔のやり取りが信頼関係の芽を育てました。当初は英語と日本語を交えたオンライン通話から始まり、時差を超えて対話を重ねる中で、次第にお互いのかけがえのない存在へと発展していったのです。
交際期間は約5年間に及びました。パンデミックによる渡航制限という物理的な障壁を乗り越え、時間をかけて互いの生活観や子育てへの理解を深めた末でのゴールインでした。「軽はずみなアプリ婚」という一部のステレオタイプとは対極にある、極めて慎重かつ誠実なプロセスを経て下された決断だったと言えます。