2004年12月、新山千春さんは埼玉西武ライオンズに所属していたプロ野球選手・黒田哲史さんと婚姻届を提出しました。華々しいプロスポーツ選手と人気タレントの結婚は大きな祝福を受け、2006年7月には待望の長女・もあさんが誕生。絵に描いたような幸せな家庭を築いているかに見えていました。
風向きが変わり始めたのは、黒田氏が現役を引退し、指導者(コーチ)としての道を歩み始めた時期と重なります。プロ野球の世界における指導者は、選手以上に拘束時間が長く、シーズン中は全国への長期遠征が常態化します。一方の新山さんもタレント活動や子育てに奔走しており、物理的に同じ屋根の下で過ごす時間が急速に減少していきました。
後に本人がテレビ番組の特番インタビューや手記で赤裸々に明かしたところによると、別居状態が続くなかで関係性は冷え込み、「夫婦」というよりは「兄妹」や「同居人」のような感覚にシフトしていったと語られています。寝室を分けるようになり、会話は子育ての事務連絡のみに限られるなど、精神的な結びつきが希薄化していったことが、離婚に向けた決定打となりました。
世間で囁かれがちな決定的なスキャンダルや暴力、金銭トラブルといった要素は存在せず、多忙な2人が互いのキャリアと生活を守ろうとした結果、心の距離が修復不能なまでに広がってしまったことが、客観的事実としての離婚原因です。