ネット上で「グーグルアースの閲覧注意座標」として語り継がれる不気味なスポットには、それぞれ衝撃的なビジュアルと背筋の凍るような噂が存在します。かつてネットを騒がせた代表的な座標の正体と、グーグルアースの怖い座標における現在の姿を検証します。
かつてイラクのサドルシティ郊外(座標:33.396157, 44.487526付近)で発見され、世界中に衝撃を与えたのが「グーグルアース 血の湖 イラク」と呼ばれる真っ赤に染まった水面です。衛星写真にくっきりと浮かび上がる鮮血のような赤色は「虐殺現場の遺棄場所ではないか」と囁かれました。しかし、環境調査機関や地元報道の追跡により、近隣の屠畜場や下水処理施設から排出された汚水、または特定のバクテリア(紅色硫黄細菌など)の異常繁殖による変色であることが判明しています。衛星画像が定期更新された現在では、浄化が進み通常の水面の色へと戻っています。
オランダ・アルメレのベアトリクス公園(座標:52.376552, 5.198303)で話題となった「グーグルアース 殺人現場 噂の真相」も、真相が解明された有名な事例です。木製の桟橋の上に長い血痕のような筋が伸び、その先には倒れた遺体と見下ろす人影が写り込んでいました。世界中のネットユーザーが警察に通報する騒ぎに発展しましたが、現地警察および飼い主の証言により、水に飛び込んで濡れたゴールデンレトリバーが桟橋を走り抜けた際に残した濡れた足跡と水の筋であることが確認されました。板張りの木材が水で濃く変色した様子が、低解像度の衛星画像を通して血痕に見えていたというオチです。
イタリア・ピエモンテ州の丘陵地帯(座標:44.244272, 7.769737)に横たわる「グーグルアース 巨大人形 座標」は、全長約60メートルの巨大なピンク色のウサギの死骸のような物体です。これはウィーンのアート集団「ゲルティン(Gelitin)」が2005年に設置した『Hase(野ウサギ)』という巨大インスタレーション作品です。麦わらと布で作られたこの作品は、風雨にさらされて朽ち果てる過程そのものをアートとして意図されたものであり、2026年現在ではほぼ完全に土へと還り、わずかな痕跡を残すのみとなっています。