本作が時代を超えて愛される最大の推進力となったのは、花男における井上真央と松潤の比類なきパートナーシップです。雑草魂を持つヒロイン・牧野つくしを全身全霊で演じた井上さんと、不器用ながら情熱をぶつける道明寺司を演じた松本さんの掛け合いは、まさに奇跡的なケミストリーを生み出しました。
数々の名場面の中でも、雨が降りしきる恵比寿ガーデンプレイスの時計広場での待ち合わせシーンや、夕日をバックにした空港での告白は、花男における松潤の名言・名シーンとして今なおファン投票などで上位を独占し続けています。
撮影現場において二人は、リハーサルの段階から互いの呼吸を確かめ合い、感情のぶつかり合いをリアルに表現することに妥協しませんでした。「つくしが真っ直ぐに向かってきてくれるからこそ、道明寺の感情が爆発する」という松本さんの言葉通り、互いの演技を高め合う真摯なスタンスが、フィクションを超えたエモーショナルな説得力を生み出したのです。