作品史上で最も強烈なインパクトを残した瞬間といえば、ネフェルピトーを圧倒したゴンの変貌――通称「ゴンさん」だろう。自らの命、二度と念を使えなくなるリスク、そして残された全人生を捧げた「制約と誓約」によって、一瞬にして全盛期以上の力を引き出した。
この状態のゴンが放つオーラと肉体スペックは、キメラ=アント直属護衛軍のトップすら子ども扱いするほど破壊的だった。持続性がない一度限りの覚醒ではあるが、その瞬間に記録された戦闘出力の絶対値は、王(メルエム)の喉元に届き得るレベルであり、作中における「制約」の恐ろしさを世界に知らしめた。