長年ファンを熱狂させている劇場版名探偵コナンシリーズは、興行収入の記録を更新し続ける異例のモンスターコンテンツだ。なかでも函館を舞台にした『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』で見せたような、歴史ロマンとハイスピードアクションが融合した演出手法は、映画ならではのダイナミズムを極めている。
スクリーンで展開される劇場版のストーリーには、原作の重大な設定が開示される仕掛けが度々用意される。映画オリジナルのキャラクターや舞台設定が、実は原作本編の核心部分と地続きになっているケースも少なくない。カット割りのテンポや効果音の選定に至るまで、劇場の大スクリーンで最大のカタルシスを得られるよう計算し尽くされた映像表現が、リピーターを呼ぶ要素となっている。