主人公エレン・イェーガーが衝動と破壊の力で突き進む一方で、アルミン・アルレルトは対話と思考の力を信じ抜いた。二人の相反する生き様は、物語全体を貫く巨大な軸となっている。
調査兵団の一員として地獄のような戦場をくぐり抜ける中で、彼は力による解決の限界を誰よりも理解していた。最終盤、世界を滅ぼそうとするエレンと対峙した際に見せた対話への執着は、幼少期から育まれた絆と、軍事的な参謀としての冷徹な観察眼が同居した彼ならではの到達点だ。武力ではなく言葉で世界と向き合おうとした彼の姿勢は、ラストシーンにおける歴史の転換点へと結実していく。