毎日の夕方、献立選びのループから完全に脱出するためには、あらかじめ枠組みを決めておくシステム化が最も効果的だ。
第1の原則は、「メイン食材×味付けパターンのマトリクス化」だ。冷蔵庫にあるタンパク質(豚、鶏、魚、豆腐、卵)を1つ選び、味付けを「醤油ベース」「塩・鶏ガラ」「味噌」「カレー・トマト」の4種類からローテーションする。これだけで迷う要素は消滅する。
第2の原則は、「一汁一菜の固定」である。品数を揃えようとするから疲弊する。具だくさんの豚汁やスープがあれば、副菜を作る必要はない。炭水化物、タンパク質、野菜が一杯の椀と主菜皿に収まっていれば、栄養面でも全く問題ない。
第3の原則は、「調味料の黄金比(1:1:1)の徹底」だ。醤油、みりん、酒を同量で合わせれば照り焼きや生姜焼きのタレになり、そこに味噌を加えれば味噌炒めになる。分量を都度調べる作業をなくすことが、夕方の台所作業を驚くほど身軽にする。