若い世代のテレビ離れが話題になって久しい。しかし、甲子園の熱量は衰えるどころか、Z世代へと急速に浸透している。その原動力となっているのが、スマートフォンでの視聴に最適化された「縦型ショート動画」とSNS機能だ。
九回裏ふた死からの逆転サヨナラ劇、ファインプレーの切り抜き、ベンチで見せる一瞬の笑顔。数秒から数分のハイライト動画がTikTokやX(旧Twitter)上で瞬く間に拡散される。タイムラインで動画を目にした若者がそのまま配信アプリへと流れ込み、試合のフル視聴へと引き込まれていく。デジタルネイティブを魅了する仕掛けが、ここには凝縮されている。