サイドとバックをミリ単位でグラデーション状に刈り上げるフェードカットは、もはやストリートカルチャーの枠を完全に飛び越えた。スーツスタイルに合わせるエグゼクティブ層が急増し、現代のクラシックスタイルとして完全に定着している。0ミリに近いスキンフェードから自然なグラデーションまで、色彩の濃淡で魅せる職人技はまさに理容の真骨頂といえる。
このバーバームーブメントに呼応するように、メンズグルーミングのプロダクト市場も劇的な変革を迎えている。長年日本の男性美を支えてきた株式会社マンダムは、主力ブランドであるGATSBYのラインナップを進化させ、従来のハードワックス偏重から、ツヤ感を抑えたマットクレイ、上品な毛流れを作るヘアバーム、頭皮環境を整えるスカルプケアアイテムまで幅広く展開。ただ固めるのではなく、「髪と頭皮を労わりながら質感をコントロールする」という新たな美意識が、バスルームの日常風景を変えつつある。