新紙幣を手にして最も驚かされるのが、肖像が立体的に浮き出て見える驚愕の視覚効果だ。銀行券への採用としては世界初となる3Dホログラム偽造防止技術が導入されている。見る角度を変えると、肖像の顔がクルクルと回転するように視線を変える構造だ。
この極めて高度な技術を製造現場で実現させたのが国立印刷局だ。偽造防止対策はこれにとどまらない。紙幣の透かし(すき入れ)部分には、肖像の周囲に微細なグラデーション模様を施す高精細すき入れ技術を採用。さらに、視覚障害を持つ人々が触覚で紙幣を識別できるよう、指で触って分かる独自の深凹版印刷が施されている。まさに日本の最先端テクノロジーと職人技の融合と言えるだろう。