本来であれば敬遠されがちな「役に立たないキャラクター」を、グローバルな愛されアイコンへと昇華させた手腕も見逃せない。株式会社ポケモンと任天堂株式会社は、コイキングの情けなさを徹底してポジティブなコンテンツへと転換してきた。
公式ソング「I LOVE コイキング」の配信や、各地でのユニークなタイアップ展開は、弱さを隠すのではなくエンターテインメントとして開花させる戦略の好例だ。ビジネスの観点からも、強者一辺倒になりがちなモンスター市場において、「弱さゆえの愛着」という独自のポジションを確立し、IP全体の寿命を押し広げる重要な役割を担っている。