低価格を追求した住宅を実際に建てた施主の体験談や、住宅系コミュニティ(知恵袋、SNS、住宅掲示板)での報告からは、パンフレットには載らない過酷な現実が浮き彫りになっています。
取材に応じた40代男性(地方在住・単身)は、350万円のキットハウスを購入して山林近くの敷地に建てた際の後悔を次のように明かしています。
「本体価格の安さに飛びついたが、水道の引き込み配管が敷地から遠く、水道工事だけで180万円かかった。さらに標準仕様の壁には断熱材がほとんど入っておらず、夏は室内が40度近くまで跳ね上がり、冬は結露で木材がカビだらけになった。結局、追加の断熱工事とエアコン設置で、最終的な出費は700万円近くまで膨らんだ」
また、ネット上では「激安平屋ハウスメーカーに問い合わせたら、300万円プランは建築確認申請の費用や雨樋の設置費用すらオプション扱いで、標準見積もりが最初から600万円スタートだった」という報告が散見されます。安すぎる広告は、施主を引き込むための客寄せパンダとして機能している実態が伺えます。