下着選びの基礎となるJIS(日本産業規格)において、カップサイズは「トップバスト」と「アンダーバスト」の数値の差によって厳密に定義されています。Fカップの基準となるトップとアンダーの差は「21.5cm以上〜23.5cm未満(平均22.5cm)」です。
多くの女性が「自分はそこまで大きくないからC〜Dカップ程度」と思い込み、アンダーが緩くカップが小さいブラジャーを誤着装しているケースがフィッティング現場で多発しています。正確なサイズを把握するためには、バストの正しい測り方を順守することが不可欠です。
採寸は以下の2ステップで行います。まず「アンダーバスト」は、胸のふくらみのすぐ下を床と平行にメジャーを回し、少しきつめに息を吐いた状態で測ります。次に「トップバスト」は、胸のふくらみが最も高い乳頭を通るラインで測りますが、バストの重みで下垂している場合は、体を90度前傾させてお肉をすべて集めた状態で測定するのがプロの手法です。
ここで気になるのがEカップとFカップの違いです。カップピッチは2.5cm刻みですが、Eカップ(差約20.0cm)からFカップ(差約22.5cm)へ一段階上がるだけで、乳房の容積は約1.2倍以上に膨らみます。このわずかな数値の差が、着用時のホールド感や谷間の深さに決定的な変化をもたらします。