ネット上の情報では「韓国の取り放題ならどんなほくろも1回で綺麗に消える」という過度な期待が散見されますが、医学的な事実とは異なる点がいくつかあります。
第一の誤解は、「定額プランですべてのほくろが対象になる」という思い込みです。隆起した母斑(盛り上がったほくろ)や、直径5mmを超える大きなほくろは、通常のCO2レーザー取り放題プランの対象外となるケースが一般的です。深部まで病変が及んでいる場合、切開縫合や段階的な複数回照射が必要となり、追加料金が設定されます。
第二の盲点は、病理組織検査が行われない点です。日本国内の形成外科や皮膚科でほくろを除去する場合、悪性腫瘍(基底細胞がんや悪性黒色腫・メラノーマ)の可能性を排除するために切除検体の病理検査を行うケースがあります。韓国の美容皮膚科におけるレーザー蒸散では組織が消失するため、万が一の悪性所見を見逃す危険性があります。短期間で急激に大きくなったほくろや、輪郭が不鮮明で色むらがあるものは、安易に海外でレーザーを当てるべきではありません。