バンド活動と並行して、彼は80年代半ばから急速に盛り上がりを見せていたディスコカルチャーの渦中へと飛び込んでいく。六本木や新宿を中心に空前のブームを巻き起こしていた「マハラジャ」や「キング&クイーン」といった伝説的クラブで、彼はターンテーブルの前に立ち始めた。
当時はレコード同士のテンポを耳だけで合わせ、フロアの空気を瞬時に読み取って曲を繋ぐ職人技が求められた時代だ。彼は単なる曲の再生係にとどまらず、マイクパフォーマンスで客席を煽り、一晩で数千人を躍動させるトップDJへと上り詰めていく。このディスコDJ時代に培った「目の前のアディエンスを絶対に楽しませる」というプロフェッショナルな哲学こそが、現在の彼の根幹を支えている。